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<<   作成日時 : 2006/04/06 23:47   >>

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韓国に忍び寄る通貨危機 -ワロス曲線- (PartT)
http://pinoccio.at.webry.info/200601/article_31.html


3月06日…韓国銀行が二兆ウォンに迫る赤字を記録、対外信用度に悪影響を及ぼすとの懸念も
3月08日…多国籍製薬会社が次々に撤退〜ロシュ、ファイザー、GSK,イラリリー、ワイス、ノバルティス
3月29日…韓国の月別経常収支、6か月ぶりに赤字転落
3月30日…「ウォン高による韓国企業の苦痛は世界最高水準」原因は米国の財政・経常収支の赤字  
3月30日…韓国経済、景気回復傾向に陰りか〜主要経済指標が軒並み悪化
3月30日…韓国銀行、為替介入で過去最大の赤字
4月05日…ウォン.ドル為替が下落勢を引き続いて 950ウォン線も崩壊、8年5カ月ぶり高値を記録
4月19日…ウォン続伸、940ウォン台半ばに達する
4月27日…韓国の現代自動車:1−3月期の決算発表を「無期限」延期




ワロス曲線の続きです。

こちらはメディア報道を中心に追っていきます。

その前に、韓銀の赤字について、まずはこちらの記事から。

韓国銀行「赤字累積は経営不健全を意味せず」
2006/03/31 16:31


【ソウル31日聯合】昨年度の業績で2兆ウォン近い赤字を計上した韓国銀行は31日、「韓国銀行の赤字は国内外の金利、為替変動などの結果として決まるもので、一般企業のように不健全な経営を意味するものではない」と説明した。

韓国銀行が同日配布した資料によると、黒字の場合は一定額を除く残りを国に納付し、赤字の場合は財政から補てんすることになっているという。ほとんどの外国の中央銀行も同様の方法を取っていると説明した。

 韓国銀行は1995年から2003年まで9年連続の黒字で27兆5964億ウォンの累積黒字を上げたが、そのうち81.7%の22兆5335億ウォンを国庫納入や農漁村基金出資金などで国に納付し、残り18.3%の5兆629億ウォンを法廷積立金として内部留保した。

2004年と2005年は赤字合計2兆278億ウォンは内部留保金で補てんしたため、残りの留保額は3兆8298億ウォンとなった。

http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=482006033102400&FirstCd=02


記事内の「外国の中央銀行も同様の方法を取っている」という説明は正しい様です。
以下は日銀のHPより抜粋


当期剰余金の処分については、日本銀行法第53条に基づいて当期剰余金の5%相当額を 法定準備金に積み立てることが義務付けられているが、財務の健全性確保の観点から、これを超える83億円(当期剰余金の15%相当額)を、財務大臣の認可を受けた上で、法定準備金に積み立てたほか、配当金を支払い、残余の472億円を国庫に納付することとした。

日銀平成15年度業務概況書
http://www.boj.or.jp/type/release/teiki/gaikyo/act04.htm


中央銀行の赤字は一般企業と同様に見ることは出来ませんが、その補填をどこでするのかが問題となってきます。


▲韓銀の赤字は結局、税金で補填

 韓銀の赤字はまず独自の積立金(5兆7000億ウォン)で補填し、積立金が底をつけば政府財政で補うよう、韓銀法と予算会計法は定めている。通安証券の利子負担で韓銀の赤字が続く場合、結局、国民の税負担に帰結、国家債務となるわけだ。

 通安証券のすべてが国家債務に編入される場合、年末には248兆1000億ウォン(暫定)と予想されている韓国の国家債務は408兆8000億ウォンまで急増することになる。また、国内総生産(GDP)に占める割合は30.4%から50%に膨らむ。これは国家債務の累積で頭を抱える先進国のうち、英国などの水準に迫るもの。

▲通安証券は「韓国だけ」の慣例

 中央銀行(韓銀)の赤字は世界的に類をみない。利子を一切支払わず、現金(貨幣)を刷ってはその資金を貸すことで利子を受け取る中央銀行が、赤字を出しているためだ。

 他国の場合は政府の発行債券(国債)を通じて通貨調節するものの、韓国は世界でほぼ唯一、中央銀行(韓銀)の発行債券で対応していることから、このような奇現象が発生する。

 政府は、通安証券を韓国銀行が発行しているとの理由で、国家債務の計算から除いている。国際通貨基金(IMF)の定めた基準に従い、直接的な政府の債務だけを国家債務として計上する、というのだ。

 しかし、学界や野党は通安証券そのものが世界的にも類をみない方式であるため、通安証券まで国家債務に含め、総合的に管理すべきだと指摘している。

 海外であれば当然国家債務として計上されるべき債務が、韓国的な通貨運営方式のため、国家債務として計算されていないためだ。いわば「隠された国家債務」ということになる。


朝鮮日報(日本語版より)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/11/22/20051122000003.html






以下、為替関連記事

■ 3月15日


ウォンの値動き(クリックで拡大出来ます)

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ウォン高で明暗分かれた企業実績

 時価総額トップを占めるサムスン電子の今年第1四半期(1月から3月)の純益が予想を下回り、昨年の第4四半期と同水準に止まるという見通しが出された。一方、2位の韓国電力は400%近い増益との予想が出た。

 今月12日、朝鮮日報の証券チームが金融データ専門会社のエフ・アンド・ガイドとともに、有価証券市場の時価総額上位50社に対し、22の証券会社の今年第1四半期の業績見通しの平均を出して分析した結果、このような数字が出た。韓国代表する各企業の第1四半期の業績は、そのほとんどがウォン高ショックによって明暗が分かれた。情報通信(IT)と自動車など、おもに輸出に依存する企業は、ウォン高のショックが表面化した

 ウリ投資証券のアン・スウン研究員は、「上位企業の内需部門は依然として順調だが、内需がウォン高にともなう輸出採算性を相殺するには力不足」と評価した。


朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/03/13/20060313000004.html





■ 4月2日

韓銀、為替介入で過去最大の赤字

 韓国銀行は昨年、ウォン高進行を防ぐためのウォン売り介入の実施で、過去最大となる1兆8776億ウォンの赤字を記録したと先月30日、発表した。

 市中銀行とは違い中央銀行の韓銀の赤字は、通貨政策(物価・為替安定)のために不可避であったとはいえ、このような赤字傾向が2〜3年続けば赤字充当用積立金(現在3兆8000億ウォン)が底をつき、結局は国民の税金にしわ寄せが来ることになる。
 韓銀はこの日「2005年年次報告書」で、「昨年、為替上昇を防ぐためドル買い介入を実施し、その際金融市場に放出されたウォンを吸収するため通貨安全証券を発行し、1兆8776ウォンの赤字を計上した」と話した。韓銀は昨年も1502億ウォンの赤字を出している。

 韓銀関係者は「総資産(270兆ウォン)の5%である13兆5000億ウォンは積立金として充当しないと安心して通貨政策を実施できない」とし「現在の積立金で不安があるのは事実」と話した。

 1995年から2003年まで9年連続黒字を記録した韓銀は、毎年利益の10%を積立金に回し、残りは全て政府に納付してきた。

朝鮮日報

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/04/02/20060402000022.html



■ 4月6日

ウォンの値動き(クリックで拡大出来ます)

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昨日の後半から本日までの流れ(クリックで拡大出来ます)
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【ソウル外為】
ウォン続伸、1ドル953.70ウォン
対円では100円=810.71ウォン


 6日午後のソウル外国為替市場のウォン相場は続伸。連日の通貨当局の介入にもかかわらずウォン買い・ドル売りが止まらず、97年10月27日以降、8年5カ月ぶりの高値を記録した。対ドル相場では終値で前日比3.70ウォンのウォン高・ドル安の953.70ウォンとなり、通貨当局は一層警戒感を強めている。

 午前に財政経済部朴炳元(パク・ビョンウォン)次官と韓国銀行李成太(イ・ソンテ)総裁と通貨政策について会談したとのニュースが伝わり、ウォンは軟調に始まったが、介入の規模が4〜5億ドル程度と消極的な介入にとどまったほか、朴次官がウォン高容認の発言をしたことから、再度ウォン買い・ドル売りに転じた。為替市場では引き続き外国人のドル購入資金、輸出企業のドル売り、機関投資家の損失覚悟の売りによりウォン買い・ドル売りが進んでいる

 対円ではウォンは819.26ウォンと小高く始まった後上げ幅を拡大、前日比9.54ウォンのウォン高・円安の810.71ウォンで取引を終えた。対ユーロ相場は前日比5.28ウォンのウォン高・ユーロ安の1ユーロ=1170.97ウォンとなった。

朝鮮日報

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/04/06/20060406000063.html?



配当金を本国に送金しようとする外国人投資家のドル需要増から、当分の間ドル高圧力が高まるものとみられる

先月9日朴昇(パク・スン)前韓国銀行(韓銀、中央銀行)総裁はこのように予想していた。市場の参加者たちも大部分同じ見方をした。
当時、米ドルに対するウォン相場は980ウォン台だった。ところが、わずか1ヶ月にして960ウォン台を割った
朴前総裁の予想とは裏腹の展開となったわけだ。

はたして外為市場で何が起こったのだろう。

●外れた予測

 5日のソウル外為市場でウォン・ドル相場は、前日比5.9ウォン安い(ウォン高)957.3ウォンで取り引きを終えた。
 為替相場が950ウォンの大台を割ったのは1997年10月28日以来、8年5ヶ月ぶりのことだ。
 国民(クンミン)銀行の外貨資金部のノ・サンチル課長は「昨年はじめまででも、朴前総裁は3月末〜4月初めのウォン安・ドル高を予想したが、当時は当たった。ところが、今年はそのような前例を踏まえ、国内の輸出企業が外国人配当金の送金需要増を見据え、先手を打ったのが裏目に出た」と説明した。
 外国人は毎年3、4月配当金を受け取って本国に送金する。その際、ウォン売りドル買いが優勢となるが、昨年はそのためウォン安ドル高となった。
 今年は輸出企業がこれを見込み、高値で手持ちのドルを手放したため、配当金の送金需要が本格化するときまで売り渋った。しかし、予想は外れた。かえってウォン高ドル安に推移するや、輸出企業が手持ちのドルを一気に市場に放出したことから、ウォン高に拍車が掛かったわけだ。
 韓銀総裁の発言が外為市場にどれほど大きな影響を与えるかを示したケースだ。
一方、先行きを見据えることができないなど、当局の予測力が問われている。


以下略)

東亜日報
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2006040675598



■ 4月7日

ウォン高に対し、必要な場合には「驚くべき方法」で行動=韓国財政経済相 

【ソウル 7日 ロイター】 韓国の韓悳洙・財政経済相は7日、ウォン高を抑制するために市場介入する計画があるかどうかコメントを避けながらも、必要な場合には、政府は「驚くべき方法」で行動する可能性がある、と指摘した。
 同相は、議会の合間に記者団に対し「政府が何らかの対応策を取るとすれば、驚くべき方法で行うことになろう」と語った。

 ウォンは7日の取引で、対ドルで8年半ぶりの高値をつけている。

2006/04/07 15:26



固定相場制への移行でしょうかね?



■ 4月9日

ウォン高ドル安、手の打ちようがない

ウォンの対ドル相場が950ウォン台の近辺で騰落を繰り返し、950ウォン台も危ぶまれている中、ウォン高ドル安の流れを阻止できる有効な対策がないとの指摘が出ている。

ソウル外国為替市場では7日、ウォン相場が前日の終値より1.50ウォン値上がりした955.0ウォンで寄り付き後、時間が経つにつれて少しずつウォン高が進んでいた。

前日よりドル高で取引が始まったウォン相場が、再び下げに転じて8年5ヶ月ぶりのウォン高水準となっていることを考えると、950ウォン台も割り込みかねないとの分析が支配的だ。

市場では、ドル買い心理があまりにも弱まり、下落基調はなかなか落ち着きを取り戻せないと見ている。

特に、韓国当局が口先介入に乗り出すと見られているが、その「効き目」がないのもウォン高基調の原因と見られる

2003年、財政経済部が域外先物市場に無理やり介入したことが問題になって以来、財経部が積極的に市場に介入できず、そのため、為替政策の中心軸がなくなったと指摘されている。

これにより、外国為替市場では形式的な口先介入以外、これといった市場安定策を打ち出せない政府の限界が露呈するとともに企業がドルの叩き売りをしていることがウォン高ドル安に拍車を掛けていると見ている。

為替専門家らは、外国勢の株式買い入れを懸念した輸出企業が競ってドル売りに乗り出す「囚人のジレンマ」が深刻化する場合、920ウォン台までウォン高が進む可能性もあると展望している。

先月末、外国人の株式配当金の送金によるドル需要でドル相場が上がるとする当局の展望に望みをつないでいた企業が、これ以上当局に期待せず、ドルを投売りしているからだ。

他社のドル売りでさらにドル安が進む前に、ドルを売りたいとする「囚人のジレンマ」が再燃して、去年初頭のようにドルが暴落しかねないとの指摘もある。

都市銀行のある為替ディーラーは、「投機的なドル売りの動きもあって当局の強力な介入や円とドルの急騰がなければ、1ドル=920ウォン台までのドル安もありうる」とし、「今のところ、当局の市場介入は効果が薄く、市場が回復するまで気長に待つほかない」と述べた。

釜山日報

http://japanese.busanilbo.com/index301.asp?gubun=R&i_db=board6&i_sno=326



■ 4月19日

【ソウル外為】ウォン4日続伸、940ウォン台半ば

対円、100円=807.98ウォン

  19日午後のソウル外国為替市場のウォン相場は4日続伸。前日比8.00ウォンのウォン高・ドル安の1ドル=945.60ウォンで午後3時の取引を終えた。朝方、ウォン売り・ドル買い介入があったものの、前日発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け米金利継続観測が後退したほか、米中首脳会談や先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を控えドル売り圧力に働いた。950ウォンを割ったところでは損失覚悟のウォン買い・ドル売りを誘い、約8年半ぶりの高値を試す展開となった。

 対円はじり安。朝方816.02ウォンの安値を付けた後は徐々に上げ幅を拡大して806.50ウォンまで上昇し、午後3時現在前日比0.77ウォンのウォン安・円高の100円=807.98ウォンで推移している。対ユーロでは前日比0.18ウォンのウォン高・ユーロ安の1ユーロ=1167.22ウォンとなった。


朝鮮日報 2006/04/19 16:51
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/04/19/20060419000048.html



■ 4月22日

ここ数日ウォン相場の流れ(クリックで拡大出来ます)

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韓国電子業界、ウォン高で業績が大幅に悪化

 韓国の電子業界が、第1四半期にウォン高の直撃を受けたことが分かった。売上高、営業損益、当期純利益など大部分の営業指標が前期に比べ大幅に悪化したためだ。電子業界では、多くの企業の輸出依存率が80%を超えており、ウォン高がそのまま業績悪化につながっている。

 既に決算を発表したサムスン電子、LG電子、LGフィリップスLCDも例外ではない。サムスン電子は第1四半期に売上高、営業損益、当期純利益がすべて前期比10%以上減少。LG電子は昨年第2四半期以降、3期ぶりに営業損益(1906億ウォンの黒字)が2000億ウォンを下回った。

2006/04/21  
朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/04/21/20060421000040.html



韓国自動車事業 ''危機の季節''
◆崖っぷちに線韓国車=最近韓国自動車産業は崖最後まで追い出される形だ. 特に墜落するウォン・ドル為替と聳える国際原油価格は自動車関連企業らの収益性悪化に直撃弾を飛ばしている.

◆韓国経済も ‘赤信号’=自動車産業は電気・電子, 鉄鋼, 油類, 金融, 運輸など多様な産業と密接な関連を結んでいるという点で韓国自動車産業の危機はすなわち国家経済の ‘赤信号’で受け入れられている.

2003年末基準で韓国自動車産業は直・間接雇用效果 154万名, すべて租税収入の 17%を占めている.特に自動車輸出は去年 380億ドルで単一品目最大値を記録しながら輸出比重も 13.3%でもっと大きくなった.

このなかに現代・キア車は去年基準で国内自動車産業すべて生産量の 78%, 自動車産業部門直接雇用の 40%を担当している. 現代車はまた国内 168万4000台, 海外 63万3000台など皆 231万台を生産して国内自動車市場の過半数を占めている.


2006年 4月 21日 (金) 21:35 世界日報 (韓国語)
http://news.media.daum.net/society/affair/200604/21/segye/v12464574.html



現代車労組、部分ストライキに突入

 現代自動車グループに対する検察捜査が行われている中、現代自動車と起亜(キア)自動車の労組が21日午後、部分ストライキに突入した。

 現代自動車の関係者は「ウォン高、原油高、検察捜査に加え、ストライキまで重なり、経営環境はまさしく四面楚歌の状態だ」とし、「このような状況が多発したり、長期化したりすれば、現代グループの競争力は大きく低下するだろう」と話した。

2006/04/22
朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/04/22/20060422000009.html



この時期にストライキですか・・彼らは本体の危機を理解しているのでしょうか。



■ 4月27日

ここ数日ウォン相場の流れ(クリックで拡大出来ます)

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韓国の現代自動車:1−3月期の決算発表を「無期限」延期
  4月27日(ブルームバーグ):政府当局者への贈賄容疑で社長が当局の捜査を受けている韓国の自動車最大手、ヒュンダイモーターカンパニー(現代自動車)は27日、第1四半期(1−3月)の決算発表を「無期限」に延期することを明らかにした

  同社は当初、ソウル時間27日午前10時半(日本時間同)に決算発表する予定だった。広報担当者のパク・サンウー氏は、延期理由について説明しなかった。


Bloomberg.co.jpより
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003011&sid=ahagQqHK8Kac&refer=jp_asia



ちなみに、次の記事は過去の韓国政府の介入政策に関してです。


【ウォン高】韓国、攻撃的市場介入を中断

韓国の市場介入政策(上)

 2004年10月25日、ソウル外国為替市場。1年以上攻撃的な為替市場介入を行っていた当局が急に介入を中止した。

 外為市場では、この日を境に政府が介入をあきらめる方向へ外為政策を修正したと分析する。景気上昇効果もあまりなく、雪だるま式に増える介入のコストに政府のやりくりが難しくなったからとの分析だ。

 それから今までウォン−ドルレートは20%以上ウォン高になった。現政権発足直後は目標レートを決めて市場介入し数兆ウォンの血税をムダにしたが、今はウォン高がどんどん進んでも当局は市場を放置しているという批判が起きている。

◆失敗した政権初期の為替政策

ウォン−ドルレートは現政権が発足して約1か月後の2003年3月20日、1ドル=1,264ウォンを境にウォン高に転じた。財政経済部は同年9月から翌年10月まで本格的に市場介入を行った。為替政策により輸出を増やし、景気をよくする目的で、当時の財政経済部は為替限界ラインを決め、外為市場で無制限にドルを買い入れた。

 この過程で財経部は域外先物換(NDF)やスワップなどの投機的派生金融商品を通じて外為市場介入を行い、損失は雪だるま式に増えた。市場介入に‘実弾’として使われる外国為替平衡基金損失額は2003年の5,219億ウォン(約632億円)から2004年には10兆2,205億ウォン(1兆2,400億円)に膨らんだのだ。

 しかし為替政策を通じた景気上昇戦略は企業投資につながらず、コストだけかかったと批判された。一部では「輸出大手企業を食べさせていくため国民に10兆ウォンの負担を強いたことになる」(民主労働党シム・サンジョン議員)との批判まで出た。

キム・ジェホ記者

朝鮮日報

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/04/27/20060427000001.html



【ウォン高】「市場介入を控えている態度は成長した姿」

韓国の市場介入政策(下)


◆諦めるのが遅かった財経部

 現政権になってウォン−ドルレートは26.2%のウォン高になった (2002年末1,186.20ウォン→2006年4月24日939.80ウォン)。一方、同期間で日本円は2.6%、中国元は3.3%、台湾ドルは17.6%の通貨価値上昇にとどまった。

 韓国政府はようやく市場介入を放棄し、ドルが海外に流出するよう誘導する政策を行っているが、外為投機勢力が流入していることもあり、ウォン高傾向を覆すことができずにいる。

 延世大の金正G(キム・ジョンシク)教授は「政権初期にウォン高を必要以上に抑えたところ、不動産価格をあおってしまう結果になったし、今になって急激にウォン高が進んだことも、経済の負担になっている」と話す。

 一方、韓国シティバンクのリュ・ヒョンジョンチーム長は「財経部は最近になって世界的なドル安(ウォン高)が大勢だと認識、市場介入を控えている態度は成長した姿だ」と評価している。

キム・ジェホ記者


朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/04/27/20060427000002.html



市場介入を控えている態度は成長した姿だ・・・でもやっぱり



ウォン高 政府が積極的に市場介入へ
2006-04-26 17:08:34 Updated.

ウォン高が急激に進んでいることから、政府は為替市場の安定に向けて本格的に市場介入する方針を打ち出しました。
政府関係者は「これまでは少しずつ市場介入する方法をとってきたが、投機勢力の攻撃を防ぐのにとどまる程度だった
しかしこれからは迅速に大々的に介入して韓国に通貨当局が存在することを投機勢力に確実に認識させる。一部では当局の保有資金が多くないと言われているが、今年の国債20兆2000億ウォンのうち借款発行を除くと、11兆ウォンの余裕がある」と述べました。


KBSラジオニュース
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_detail.htm?No=22240


この11兆ウォンについては、この様な見方があります。

295 :じゅりあす・とーます ◆h26ZWDGHQc [sage] :2006/04/27(木) 05:46:44 ID:ClWrgZpE
やっと、終わった、にょかにゃ?ふう。
ホットココアでものむかにゃ・・。

チラシの裏(会議とは関係ない話ね。会議のは書けないからw)

K当局(した、と発表している)介入予算、
「少ない」と評価されてる方達もおられるけども、あながちそうも言えないわけ。
元々市場規模が小さい。加えて現物はアジア時間のみ。
だから、仮に「日銀砲」が24時間で100億jだとすれば、「キムチ砲」は1日に
5億j程度で十分なわけ。だから今回の発表(ブラフ?)は
「現時点で2〜4週間、1ヵ月程度は連続介入可能ですよ。」と読むのが正しいわけ。
あと、はったりであろうが、どうであろうが、禿は「j転」しないと利益になんない
から、1ヵ月もウォンで塩漬けにもできないので、小幅な振幅しかとれないなら、
「ウォンや〜んぺ。」って離脱するのも出てくるだろうしね。




■ 4月28日

■起亜自動車のQ1業績、ウォン高直撃で純益8割減

【ソウル28日聯合】
 起亜自動車が28日に発表した第1四半期業績によると、国内販売が6万2111台、輸出が23万676台の29万2787台を販売し、売上高は4兆3859億ウォンとなった。
営業利益は322億ウォン、経常利益は1216億ウォン、純利益は384億ウォンだった。
昨年同期と比べると、販売が4.9%、売上高が11.3%、営業利益が102.5%それぞれ
増加したが、経常利益は45.4%、純利益は80.1%と大幅な減少となった。
売上高は4兆ウォンを越えたが、営業利益は1%にも満たず、輸出の割合が8割近くを占めていることから最近のウォン高ドル安の影響を受けたものと分析される。

 起亜自動車関係者は「昨年から本格的な非常経営体制に入り、大々的なコスト削減活動と生産性向上などの自助努力を進めているが、原油価格の上昇とウォン高の進行による経営環境の悪化を解消するには力不足だった」と話している。


聯合ニュース  2006/04/28 15:36
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=032006042803100&FirstCd=02



■ 5月2日

ここ数日ウォン相場の流れ(クリックで拡大出来ます)

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今年1-3月期に約1000社が輸出中断

 自動車など主力商品の輸出減少傾向が表面化し、今年の第1四半期だけで輸出企業が約1,000社減少した。これはウォン高、原油高、原料価格の上昇という三つの悪材料が輸出に響き始めたものと分析されている。

 産業資源部は1日、「4月の輸出入の動向(通関基準暫定値)」を通じ、先月4月の輸出は昨年の同月より12%増の257億ドル、輸入は14%増の 242億ドルとなり、15億ドルの黒字を記録したと明らかにした。1〜4月の貿易黒字は昨年(77億ドル)の半分以下である34億ドルだった。

 産業資源部は、現代(ヒョンデ)自動車への捜査によるブランドイメージの悪化とウォン高により、自動車の輸出が米国(-4%)、東南アジア諸国連合(ASEAN)(-15%)の各市場で下落に転じ、1%の増加にとどまったと明らかにした。無線通信機器(-8.8%)、石油化学(-0.1%)、鉄鋼(-7.5%)の輸出も減った。一方、石油製品(81%)、一般機械(23.7%)、自動車部品(31%)、船舶(13.9%)の輸出は増えた。原油(53%上昇)など原料の輸入は 18%増え、乗用車(44%)、携帯電話(716%)、液晶テレビ(55%)、産業機械(26%)の輸入も大きく増えた。

 また、貿易協会の調査によると、輸出採算性は2004年の第4四半期から引き続き下降線をたどっているという。


朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/05/02/20060502000019.html


【ソウル2日聯合】
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は2日、
「今後は余裕を持ち、環境と社会問題に関心を注ぎ積極的に支援する」との考えを明らかにした。
鄭泰浩(チョン・テホ)青瓦台報道官が伝えた。
盧大統領はこの日午後、青瓦台で大統領諮問持続可能発展委員会委員17人に委任状を授与した後歓談し、政権発足から3年間経済に中心を置いてきたが、経済問題はある程度一息つける状態になったと述べた。


以下略)

聯合ニュース
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=012006050219500

・・・一息つける様な余裕はあるのでしょうかね。



■ 5月8日

ここ数日ウォン相場の流れ(クリックで拡大出来ます)

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輸出企業のウォン相場予想 年末1ドル=918ウォン

大韓商工会議所「ウォン高対策を」 全経連「為替安定化を」

 大韓商工会議所は4月26日、国内輸出企業300社を対象に実施した調査結果を発表し、「ウォンの対ドル相場が907ウォンまでウォン高が進めば輸出をあきらめる企業が続出するだろう」と分析した。
多くの企業は年末相場の予想として1ドル=918ウォンまでウォン高が進むと見ていることがわかった。
財界は原油高とウォン高で企業の採算が急激に悪化しているとして、政府レベルの対策を求めている。ドルに対しアジア通貨は軒並み相場を上げており、米国のドル安誘導は「第二のプラザ合意」など国際的な枠組み変動につながるとみられている。 


統一日報より
http://www.onekoreanews.net/news-keizai01.cfm



米リーマン週間リポート:ドルは売り、アジア新興市場の通貨を選好

5月5日(ブルームバーグ):米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスは5日までに発表した週間為替リポートで、アジア新興市場と貿易黒字を抱える国の通貨を選好するとして、ドル売りが望ましいと指摘した。
  リーマンは同リポートで、米連邦準備制度が利上げ休止を示唆し、中銀関係者が世界の貿易不均衡について懸念を表明していることから、投資家らによる金利格差への注目度が薄れているとした。
  リーマンの世界為替調査責任者ジェームズ・マコーミック氏(ロンドン在勤)は、「米政策見通しについての確実性が低くなったとともに、世界の不均衡への注目度が高まっていることが、持続的なドル売りにつながっている」と指摘した。
  米利上げ休止観測を背景に、ユーロは年初来、ドルに対し7.5%上昇。円は対ドルで3.8%上げた。リーマンは同リポートで、「米連邦準備制度が最近、世界の不均衡に注目していることから、当局者はドル安が好ましいと考えていることが示唆されている」とし、「過去最大の貿易赤字が向こう数カ月間に見込まれており、さらなる下方圧力が加わるだろう」とした。

Bloomberg.co.jpより
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003015&sid=a1XfvoOZ88cI&refer=jp_europe


中国、不動産バブル崩壊の兆し
中国の不動産バブルが崩壊する兆しを見せている。首都北京のマンションの売れ残り率が60%に達している上、最近、銀行の融資金利が大きく引き上げられたことでバブルがはじけるのではないかという分析が出ている。このような情勢の中で韓国人による中国不動産投機の動きは日増しに拡大しているため、ともすれば酷い目に合わされかねないという指摘だ。

▲中国、不動産融資だけで368兆ウォン〓中国中央銀行の人民銀行によると、昨年末、中国の不動産融資は3兆700億人民元(約368兆4000億ウォン)に上った。1997年の融資額(200億人民元)の153倍の水準だ。このように不動産融資が急増したのは、住宅価格の70%までの融資を受けられるためだ。

インターネットポータルの新浪がこのほど、ヌリクン(ネチズンを指す純粋な韓国語)1万5000人を対象に調査した結果、住宅担保融資を受けた人の31.8%は月の収入の50%以上を、融資の返済に充てていることが分かった。

▲韓国人の「問うな投資」、危険な水準〓それにもかかわらず、韓国人の中国不動産への投資は増える一方だ。中国現地に進出した不動産仲介業者たちによると、70〜150坪型の高級マンションを中心に投資熱気が高い。ある仲介業者は、「韓国人が全体物量の10〜20%を買ったマンション団地もたまにある」と伝えた。

輸出入銀行によると、韓国人の中国不動産への投資は、01年73万ドルから昨年3134万ドルに暴騰した。今年も3月まで1947万ドルが投資された。個人投資はほとんどが届け出られていない点を勘案すれば、実際の投資額ははるかに多いものと見られる。


東亜日報
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2006050623798


【ソウル外為】8日午後、ウォン930ウォン割れ

対円は1カ月ぶり830ウォン台


 8日午後のソウル外国為替市場急伸。930ウォンを割り込み8年半ぶりの高値を更新した。ウォンは午後3時現在、前週末比11.7ウォンのウォン高・ドル安の1ドル=928.09となり、今年最大の上げ幅を記録した。

 930ウォン近辺では介入と見られるウォン売り・ドル買いがあったものの、ドルが主要通貨に対し下落していることから損失覚悟のウォン買い・ドル売りが膨らみ、ウォンは一時927.3ウォンまで上昇した

朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/05/08/20060508000044.html








結局、ワロス曲線は韓国経済を崩壊に導くのか?

この疑問に対して、冷静な指摘もあります。
Q&A形式でわかりやすく解説してくれていますので、ご参照下さい。

■ night_in_tunisiaの つれ数
http://mathdays.exblog.jp/4101422/





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http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/05/05/20060505000008.html

現代自、1-3月期3,188億ウォンの黒字


 急激なウォン高にもかかわらず、現代自動車が第1四半期(1-3月)に好決算を記録した。現代自動車は4日、第1四半期に6兆8615億ウォン(8,302億円)の売上高と3353億ウォンの営業黒字を計上したと発表。前年同期比で売上高が11.2%、営業黒字が3.9%増加した。一方、純利益は3188億ウォンで前年同期比37.5%減少、営業黒字も5.2%から4.9%に減少した。
通りすがり
2006/05/05 13:57
最近、韓国の経済はどうなんでしょうか?笑
国庫もそこをつきそうですし
さわさわ
2006/09/21 17:37

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