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<<   作成日時 : 2006/05/08 10:08   >>

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江戸時代の儲かる商売番付 | 伝統文化・工芸

No.52327 投稿者: rindoh 作成日:2006-05-01 23:10:34 閲覧数:2322 推薦ポイント:26 / 0



江戸時代の儲かる商売番付

江戸時代,庶民はさまざまなものをランキングして楽しんでいました。
相撲では力士の序列を「番付表」というリストにしていますが,
庶民はこの「番付表」になぞらえた,さまざまなランキングリストを作っています。

今回は江戸時代に繁盛していた商売をランキングした
「諸商売人出世競相撲」をもとに,江戸時代の儲かる商売を見てみましょう。


「諸商売人出世競相撲」江戸時代



画像



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1 飛脚 【行司】

配達業。信用が第一の商売である。
幕府の公文書を配達する継飛脚は,「御用」と表示した箱を持って昼夜交代で走り続け,
通常は1週間かかる江戸−大坂間を最短3日で走った。
各藩は大名飛脚,民間は町飛脚を利用した。情報伝達の需要拡大により,急速に発展。


宅急便の大手,佐川急便のロゴ  現代に受け継がれていく伝統。


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2 呉服店 【勧進元】

江戸時代の高級衣料品店は,絹物を売っている大店である。
今で言うなら高級ブランドショップにあたるものか。
越後屋が始めた「げんぎん掛け値なし」という商法は,
超高級品だった反物を買いやすいものにした画期的なことだった。


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3 ひがき舩屋 【差添人】

江戸−大坂間の菱垣廻船を扱う廻船業者。
江戸時代は陸路より水路のほうが,物を大量に安全に早く運べた。
今で言えば,船会社か宅配便業か。積荷は木綿,酒,酢,醤油,紙,金物,畳表など。
樽廻船とともに幕末に蒸気船が出現するまで活躍した。


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4 米屋・両替商 【大関】

今と違い,石高が基準の表示になっていた江戸時代は,米相場が経済を牛耳っていたのだから,米屋が儲かる商売の筆頭なのも当然。
両替商は銀行のようなもの。特に元禄以後の貨幣改鋳により大儲けした。


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5 唐物屋・造り酒屋

唐物とは舶来品のこと。珍品などの貴重な品は値があってないようなもの。

高値で売れ,利ざやも大きかった。
日本人の舶来好きは江戸時代も変わらないようだ。

造り酒屋は昔も今もその地方で有力者になっていることが多く,
また明治以後に有名な酒造大企業に発展したのも,江戸からの造り酒屋が多い。

京都・伏見の造り酒屋,月桂冠の酒蔵  


月桂冠は創立200年以上の歴史を持つ老舗だけで構成される,エノキアン協会に加盟している。
エノキアン協会に加入している企業は世界で35社のみ。

そのうち日本の企業は月桂冠を含めて3社。


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6 材木屋・炭屋

材木商はもともと江戸城を造るときに資材を納めた業者が,免許をもらって開業した。
元禄頃には木の種類や産地別に専門化したが,火事の多い江戸を中心に,

大きく儲かるが元手もいる商売だ。
炭屋は,江戸時代の燃料は炭と薪が主で,ガスや電気に相当するのだから,必ず需要のある商売だった。


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7 木綿屋・古手屋

木綿は江戸時代に一般に普及し,庶民の衣類の主流となっていた。
古手屋はリサイクルショップのようなもの。
江戸時代に古着の流通は一般的なことだったから,店の数も多く,儲かる商売だったことは確かである。


デパート・そごうの前身である大和屋は,大坂南組上難波北之町の坐摩神社の南隣にあった古手屋(古着屋)であった。創業1830年。


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8 江戸漬屋・下漬屋

どちらも漬物屋のようだ。

冷蔵庫がなかった江戸時代に漬物は大切な保存食として欠かせないものだった。
漬物屋は今で言えば,加工食品会社かお惣菜屋か。




近清(Kinsei) 京都の漬物屋。創業は1764年。

近清にある江戸時代の借用書  「嘉永六年(1856年) 家主 近江屋江屋清右エ門」 とある。


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9 紙屋・さらし蝋燭屋

文房具屋と照明器具店にあたる。
江戸時代の商売は同じ文房具でも紙屋,筆屋などに細かく分かれていた。
紙は近世になって庶民にも広く使用されるようになり,紙屋が隆盛した。
多くの灯りは油で,さらし蝋は高級な蝋で,これで作った手間がかかる蝋燭はさらに高級品だった。
 


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10 魚屋・青物屋

生鮮食料品の対決。家が狭く,家財を蓄えなかった江戸の町人たちのエンゲル係数は,かなり高かった。
江戸時代は魚市場・青物市場は各地から食材が集まる活気に溢れる場所で,
魚屋も青物屋(八百屋)も儲かる商売に入っていた。


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11 薬種仲買・質屋

薬は,化粧品と並んで江戸時代も今も広告量の多い商品だ。

それだけ広告効果があり,儲けも大きいのだろう。
製薬会社は今も儲かる企業の一つである。

質屋は,現在は今ひとつぱっとしないが,江戸時代には身近な存在で,
むしろ消費者金融にあたるものとみたほうがよいかもしれない。



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12 干鰯屋・塩物屋

干鰯の油をとったカスが肥料で,その即効性が江戸の農業を発展させ需要が増大。
大坂・上総・三陸などの干鰯商人が台頭し,全国に荷受問屋が設けられた。
塩物屋は塩漬けした食用の魚を売っていたところ。

水産加工ということで並べられているのだろう。



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13 藍玉屋・砂糖屋

農産加工品の対決。地方の特産品でもある。
藍は古来からの染料であるが,江戸時代には商品作物として各藩で栽培が奨励された。
発酵させた藍玉は,保存がきき需要を集めた。
砂糖は幕府の国内奨励政策もあり,薩摩・紀伊・讃岐などで産出。
当時は高級品として珍重されたため,儲かったのだろう。


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こうしてみると,今も昔も,
生活必需品を全国的規模で展開することが大儲けにつながるようですね。



http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=64277
元サイトでは、画像も多く載せていて、わかり易いですよ。







※ 宣伝ですが・・下は櫻井よしこ氏お勧めの本です。
外国人による江戸期日本の記述です。
ピーノも買いましたが、とても面白かったです。
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