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zoom RSS 山崎氏の訪朝計画をあえて擁護してみる

<<   作成日時 : 2007/01/10 21:18   >>

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山崎氏訪朝計画:「対話」路線で膠着状態打開が狙い

 自民党の山崎拓前副総裁が近く北朝鮮を訪問する方向で調整していることが6日、分かった。
北朝鮮の核・ミサイル問題や拉致問題が進展を見せない中、打開の糸口を探るのが狙いとみられるが、「日本政府とは別の動き」とみられ、どこまで効果が上がるかは不透明だ。

 関係者は「首相官邸とは関係ない。山崎氏個人の行動だ」と語った。 山崎氏は6日、毎日新聞の取材に訪朝時期について、いったんは「3月だ」と説明したが、その後、「早まる。1月中だ」と語った。

 山崎氏は04年4月、中国・大連で北朝鮮高官と会談し、日朝協議再開を協議した経緯がある。

 ■政府関係者は不快感
 自民党の山崎拓前副総裁が早期の平壌訪問を検討しているのは、北朝鮮の核・ミサイル、拉致問題の膠着(こうちゃく)状態を「対話」路線で打開するのが狙いだ。山崎氏は小泉純一郎前首相に3度目の訪朝を進言しており、その地ならしの思惑もあるとみられる。ただ、北朝鮮に対し「圧力」路線を強める安倍晋三政権とのズレは否めず、どこまで成果を上げられるかは不透明だ。

 安倍首相は北朝鮮への強硬路線で知られる。首相就任直後に北朝鮮が核実験に踏み切ったため、北朝鮮への経済制裁を強化。これに反発する北朝鮮は昨年12月の、核開発問題に関する6カ国協議の際も、日本との2国間協議に応じず、事態打開の糸口はつかめていない。6カ国協議も実質的な進展が得られないまま休会した。

 こうした状況に、山崎氏は「外交は恫喝(どうかつ)と説得と誘導の三つが必要だが、日本は恫喝だけだ」と周辺に語り、圧力を重視する安倍政権の姿勢に批判を強めている。山崎氏にはまた、政権トップが盟友の小泉前首相から安倍首相に交代するなか、薄れがちな自らの存在感をアピールする狙いもあるとみられる。

 山崎氏の動きに、政府関係者は「この時期に行っても逆に利用されるだけだ」と不快感を示す。
「二元外交」批判も必至だ。政府は昨年7月の北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、当面の対応として北朝鮮への渡航自粛などを求めており、山崎氏の訪朝はこれに抵触する可能性がある。

【鬼木浩文】

毎日新聞 2007年1月6日 19時33分 (最終更新時間 1月7日 0時49分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070107k0000m010048000c.html




自民党の山崎拓・前副総裁は5日、福岡市で開いた自身のパーティーで、「中国や米国の方々から『日本も自ら(北朝鮮に)乗り込んで対話し、説得したらどうか』と言われる。私はこれを肝に銘じ、ぜひ自ら対話と説得の努力をやりたい。今年の私の政治行動に掲げ、重点項目として取り組んでいく」と述べ、北朝鮮の核、拉致問題などの事態打開のため、年内に訪朝したいとの考えを示した。

山崎氏は安倍政権の対北朝鮮の姿勢について、「圧力や制裁に偏りすぎ、対話や説得に向けた努力が足りない」と漏らし、小泉前首相に3度目の訪朝を働きかけてきた経緯がある。山崎氏には、自ら訪朝して小泉氏訪朝の地ならしをする狙いがあると見られる。

また、山崎氏はパーティーで今年夏の参院選に関し、「与党が過半数を割ることになると、すべて参院で(法案が)チェックを受け、ブロックされる。国政運営はまひし、ひいては政権交代を余儀なくされる」と語った。


読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070105ia23.htm



他のニュースに埋もれ、すっかりと色褪せたニュースですが、今一度。

2ちゃんねるでも、大手ブロガー達の間でも批判が強いこの動き。
勿論、私もその1人ではありましたが、ここで視点を変えて面白いblogを紹介します。
過去にも取り上げた事のあるblogです。



雪斎の随想録
山崎拓氏訪朝の意味

 そもそも、政治家とは、何らかの「成算」を見込まなければ、実際の行動には移さない。山崎氏の訪朝を「スタンドプレー」、「パフォーマンス」と評する向きもあるけれども、これから名を上げようという若手・中堅の政治家ならばともかくとして、既に党副総裁まで務めた重鎮政治家が、そうした「スタンドプレー」、「パフォーマンス」に走ることに然程の意味があるとは思われない

 故に、山崎氏も、合理的な算段の上に立って、此度の訪朝を決めたことであろう。問題は、その算段の根拠となっているものが何かということである。雪斎には、色々な「算段の可能性」が思い浮かぶのであるけれども、何れも推測の域を出ない。
 この件に関して、、安倍総理以下の日本政府が、「無関係」という姿勢を採っているのは、当然のことである。また、自民党内でも、山崎氏の訪朝に首をかしげる雰囲気が濃い。ひととおり閲覧したブロガーの世界でも、「何をやってんの…」という意見が支配的である。

 山崎氏の訪朝に関して確実にいえることは、北朝鮮政府中枢と与党・自民党の間に「非公式のパイプ」が維持されることには意義があるということである。

政治は、「「人間関係」の産物である。
現在、日本国内では対朝強硬論で横溢しているけれども、その裏で、どれだけの対朝「人間関係」が築かれているのかは定かではない。人間の心理からすれば、誰でも、自分に対して厳しく接する人物には近寄り難い。北朝鮮政府の立場からしても、今の安倍総理以下の日本政府とは、付き合い難いという心理は働いているであろう。故に、現在の状態が続いている限りは、日朝間の「人間関係」が細ってくるのは間違いない。だが、そういう状態では、今後の北朝鮮に対する働きかけなど、上手くいくはずはないのである。故に、北朝鮮との「人間関係」の維持を引き受ける人々は、どのように考えても必要である。もっとも、そうした人々は、日本国内では「国賊」、「売国奴」呼ばわりされるのであるけれども・…。

だから、普通の政治家は、そうした役回りを引き受けない。対朝強硬論を唱えているほうが楽だからである。山崎氏訪朝に関する唯一の難点は、山崎氏が、そうした役回りを演じるのには、「目立ち過ぎる」ということにあるのであろう。


* 赤字や強調はピーノの編集によるものです。
http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_8a0e.html



確かに、私達はこれまでの北朝鮮の所業、そして政治家への不信から、こうした国益に反するであろう行為を嫌悪してきました。
しかし、私達の望む事は一体何なのか?
これを改めて考えてみた場合に、やはり交渉の窓口があるのと無いのでは、あった方が良いという判断になります。

山崎氏にどういうバックが居るのかはわかりません。
もしかすると、北朝鮮に利権を持つ団体がバックアップしているのかもしれません。
(京都の被差別利権を票に結び付けてきた、筋金入りの野中氏などならまだしも^^:)
しかし、国民の視点は以前よりもかなり厳しい「目」になっています。
こうした中で、あえて火中の栗を拾うような行為をする真意は何か?

雪斎氏は実際に政治の世界で活動をする経験から、山崎氏を誠実な政治家であると判断しています。
山崎氏は、あえて売国奴の汚名を着つつも、窓口に徹する事に腹を固めたのでしょうか。
それは雪斎氏も何れも推測の域を出ないと述べています。

外交とは交渉です。
私達が100%望む方向での解決に対する期待は禁物です。
国益を再認識させてくれた時代ではありますが、心は熱く、頭は冷静に。

山崎氏を窓口に、突破口が開けるのなら、利用すれば良いと思います。
ただ、その山崎氏が窓口に徹しきれるかが一番の懸念ですね。








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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして、こんばんは。
こちらも20代の若造なので、気楽に接しください。

ひとつの外交政策だからといって、外交目標がひつとは限りません。核、ミサイル、拉致問題がひとつのパッケージとして、解決すればよいですが、その可能性は、低いですね。日本の国益(ここでは、国民の生命・財産を守り、平和と繁栄を享受すると暫時的に定義しておきます)を考えた場合、プライオリティは、核、ミサイル、拉致問題となるのではないでしょうか。そして、6カ国協議参加国、国際社会の懸念が高いのも、この順番です。

forrestal
URL
2007/01/11 22:33
続きです。

では、拉致問題は、どうすればいいか、これは、個別案件として、別の枠組み(二国間協議)でやる方が望ましい。もちろん、6カ国協議や国際社会を利用できれば、用いればいいのですが、このことによって、プライオリティの高い案件を齟齬にしてしまっては、国益に反します。この辺りは、外交の幅と柔軟性が必要ですね。

そういう意味で、日朝の2国間のパイプはある方がよいし、対話のチャンネルはもっておかなければいけません。

それだけ、外交オプションが増えますから。

ほとんど、御説の繰り返しですが、山崎氏にそれができるかですね。

駄文、失礼、致しました。
forrestal
2007/01/11 22:34
forrestalさん、コメントありがとうございます。
私は6ヶ国協議では、日本側の望む拉致問題解決は出来ないと思っています。
あそこは北朝鮮の核問題を話し合う場であり、それを差し置いて拉致問題で日本側が譲歩する事は、国益から言っても、ありえない。

仰るとおり2国間での協議となるでしょうが、やはり交渉となると、日本側はどこかで譲歩しなければなりません。
それでは日本側は何を譲歩すれば良いのか?
その為の経済制裁だと思っています。

繰り返しになりますが、交渉する為にはこちらで捨てるカードが必要になります。

日本政府も模索状態なのでしょうけれど、現状では窓口を得たとして、「交渉」出来るかどうか疑問ですね。

山崎氏に関しては、逆に日本で孤立を装う方が、北朝鮮の信を得られるでしょうね。
YKKの華々しい時代とは異なり、彼には総理の芽はありません。
小村寿太郎のように、後世へ名を残すという名誉欲、そして九州男児としての生き様が彼にあると信じたいですが、彼には荷が重過ぎるかもしれませんね。
ピーノ
2007/01/17 19:54

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