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zoom RSS 名作劇場 ノムヒョンの真意

<<   作成日時 : 2007/08/23 01:37   >>

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涙腺が緩くなっているのでしょうか。
読み終わる頃には画面が滲んで居ました。

我々の知らざるノム様の真意!

色んな意味で涙無しには語れない物語。。
いや、この涙は・・これ以上語るまい。。



watcher氏の力作です。






第124回定例秘密会議における若干のハプニングとその顛末について (再掲) | ミリタリー

No.39982 投稿者: watcher1 作成日:2007-03-11 07:46:41 閲覧数:985 推薦ポイント:17 / 0



午後六時過ぎ。ここは大統領公邸地下七階の秘密会議室である。
 専用エレベーターから慌しく室内に入ってきた大統領が、議長席に着いた。部屋に設置された大きな円卓には、すでにこのトップシークレット・プロジェクトの構成員である十数名の出席者が席に着き、大統領の発言を待っている。
「遅れて失礼した・・・新聞記者を撒くのに少々時間をとってしまった。では早速会議を始めるとしよう。○○君、まずは先月の総括を頼む」

 白髪を後ろで束ねた、学者風の初老の男が立ち上がると説明を始めた。
「承知いたしました。総括との事ですが、先月に関しましては特段の問題は御座いません。何と言っても、年末に投下したファン教授が大反響です。当プロジェクト開始以来最高の成果のひとつと言えましょう、予想以上の反応です」

「うむ・・・これがすべるようでは我々も終わりだ。何と言ってもニ年もかけて仕込んだのだからな・・・この件の大成功については諸君にお礼を言いたい。大変ご苦労であった・・しかし、これに慢心する事があってはならない。我々は常に新たな地平を切り開く挑戦者でなくてはならないのだ。あと君、教授にも十分なお礼と生活の保障を頼むぞ」
「もちろんです、お任せください」  



「では次の案件だが・・一昨日行った記者会見の反響はどうだ?担当者は報告してくれたまえ」 

 担当者は、眼鏡を架けた30代の女性であった。彼女はやはり立ち上がり、大統領の促すまま報告を始めた。

「では申し上げます、あの記者会見はenjoyKoreaでも大反響でした。スレッド数も31本を確認しておりますし、また・・」

「ちょっと待ちたまえ。確かに、ヘビーユーザーの日本人が集まるenjoyKoreaではそうかも知れん・・・」
 大統領は、手元の資料を手早く繰りながら指摘した。

「しかし、2ちゃんねるではどうかな?単独スレッドはハングル板に1本のみ。そして一日に428レスを記録したものの、2日が経過した本日15時の時点において、未だ540レス。おそらく続スレも立たないだろう。日本の新聞に取り上げられなかったのも痛いな・・」

「これを総合的に鑑みるに、このプランは失敗とまでは言えないものの、私としては不満足な結果としか言い様が無い。君はどう思う?遠慮無く言ってくれたまえ」

「お言葉ですが大統領・・・2ちゃんねるの該当スレにおいて、『ワ ロ ス』レスは、『ワリョング』『ワロリーヌ』といった派生語を含め134回も書き込まれております。これは他のスレッドに比べても・・」

 大統領は、またしてもその言葉を遮った。

「確かに『ワ ロ ス』はな・・だが君は重大な事項を見落としている。『テ ラ ワ ロ ス』が僅か4レスしか無い・・・40では無い、僅か4レスだぞ?この点について君はどう釈明するのだ?我々は遊びでこの事業をやっているのでは無いぞ・・我々の目指すのは只の『ワ ロ ス』などでは断然無い、そんな低レベルな事はこの私が許さん」

「もうよい・・・この素材であれば、今後の展開についてはまだ修正が効くだろう。再検討してくれたまえ」

「はい、判りました・・・早速取り掛かります」



 机に用意されたペットボトルから、水を一口飲んだ大統領は続けた。

「さて・・次の議題に入る前に確認だが、明日の定常ネタは大丈夫だろうな」

「店舗への糞尿撒きを一件、それに例のエレベーターがスタンバイしています」

「うむ、小ネタはそれで十分だろう。さて・・それでは来週から始動する新プロジェクトの検討に移ろう」

 まだ若いシナリオライターが、緊張した面持ちで席を立つと、皆にシナリオを配った。

 室内に、皆がページをめくるささやかな音が満ちる。シナリオを一通り読み終えた大統領は、若者に着席するよう促すと感想を述べた。

「ここでヒューボがこう来て、私がデモ隊とこう・・・悪くは無い、悪くは無いが・・・しかし、オチが弱いな・・・それと、私が花瓶を起こすのは少し遅めにしたらどうだろうか?間に合うならば、ヒューボを私の顔にしておくのも良いかも知れんな・・・君、すまんが以上の点を勘案し、今日中にネタを練り直してくれたまえ」

 しかし、その命を受けた若者は無言のままうつむき、ただ机を見つめていた。

「どうしたのだ君?調子でも悪いのか?」

 大統領が若者を気遣い声を掛けたが、若者はその声を聞くと椅子から立ち上がって叫んだ。

「沢山・・もう沢山です、大統領!」
 室内の空気が凍りつく。

「毎日毎日こんな・・・これでは私の頭まで変になってしまいます!日本人もそろそろ満足でしょう。それに我々の国際的な信用という物も少しはご考慮していただかないと、このままでは・・このままではウリナラは・・・」

「君は確か新人だったな・・・ここに配属される以上、君もソウル大を主席で卒業したウリナラ有数の人材だろう。その君がそのような情け無い認識で居るとは・・・」
 大統領はおもむろに立ち上がると、ゆっくりと出席者達の椅子の後ろを歩き、若者に近づきつつ問いかけた。


「いいか君・・・ロシアと中国に挟撃された未開人である我々を救い近代文化を与えてくれたのは誰だ、言ってみたまえ」

「・・・日本です」


「我々が造船戦争で疲弊し国力を使い果たした時に大金を投じ助けてくれたのはどの国だ、言ってみたまえ」

「・・・・もちろん日本です」


「そして、経済破綻しIMFの支援を受けた時、カネ・技術・人材の派遣・・あらゆる手段で助けてくれたのも日本だ。日本無しでは我々は生きて行けないのだ。違うか?」

「違いません、しかし、だからと言ってこんな・・・」
 仕事には厳しくとも、日頃は温厚な大統領が珍しく声を荒げた。

「多少回復の兆しが見えてきたとはいえ、この予断のならない経済状況とストレス社会の中で、日本の皆さんは苦しんでおられる。若年層の失業や年金といった問題も深刻だ。その中で我々に何の恩返しが出来る?我々が日本に経済援助を出来るのか?技術援助出来るのか?どうなんだ、言ってみたまえ」

「そ・・それは」

 若者の回答を待たずに、大統領は続けた。

「日本の皆様には思う存分笑っていただき、楽しんでいただく。いかなる手段を用いてもだ。笑いは勇気の源であり、そして困難な明日を生きる活力となる。大恩ある日本の方々に対して我々が出来るのは、これしか・・これしかないのだ。だから私はこれを続ける・・・誰が何と言おうとな」

 ゆっくりとした歩調を保ちながら若者の前にまで近づいた大統領は、かつて捨身のギャグとして改造したそのつぶらな瞳で彼の目をまっすぐに見ながら、まるで息子を諭すように力強く、しかし静かに語りかけた。

「豹死留皮 人死留名・・・豹は死して皮を留め、人は死して名を留む・・・」

「ウリナラがたとえ滅びようとも、我々の創り上げた笑いの数々は、日本人の心の中に伝説となり永遠に生き続ける。それで良いじゃ無いか。犬ですら、三日飼えば恩を忘れないと言う。東方礼儀の国と言われたウリナラの誇らしい国民が、これしきのことで音を上げてどうするのだ。しかし・・・それでも泣き言を言う者が居るのならば、私は引き止めはしない。・・遠慮無くここから去りたまえ」




 泣いていた。部屋に居る者全員が、溢れる感動の念に耐え切れず泣いていた。

「済みませんでした大統領・・・そのお心も知らず・・・私が心得違いをしていました、どうか、どうかお許しください!!」
 溢れる涙と鼻水を拭おうともせず、泣きじゃくりながら若者は大統領に許しを請うた。

「うむ・・・判ってもらえればそれで良い。明日までに企画書とシナリオの練り直しを頼む、期待しているぞ」

 そして普段の温厚な顔に戻った大統領は暫し瞑目し、呟いた。
 「まだまだ私の求める究極のギャグは遠い・・・」

 時計の針はすでに深夜を示していたが、しかし次の議題へと移った彼らの熱気溢れる討議は、全く止む気配を見せず続いていた。


http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=pmilitary&page=3&nid=46415





画像





僅かな人間が決めた賞なんて、そうたいした名誉ではない。

私のほしいものは大衆の喝采だ。
大衆が私の仕事を賞賛してくれたならば、それで十分だ。


Sir Charles "Charlie" Spencer Chaplin (1889年−1977年)



稀代のエンターテイナーに敬礼








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なんとなく書いていく日記
2007/08/23 06:29

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